造粒の受託加工|小ロット試験・粒径と用途に合わせた加工

造粒は自社の転動造粒機で対応します。小ロットの試験から、必要な粒径や用途に合わせた加工をご相談いただけます。

造粒加工の設備、作業、原料と粒を組み合わせた工程イメージ
造粒加工の工程イメージ

何ができるか:自社設備で小ロットの造粒試験

転動造粒機を4台保有し、試験機もあります。他社が断る難しい造粒品や、小ロットの試作に対応してきました。調合済みの原料を持ち込んでいただくことも可能です。

皿を傾けて回転させ、粉体を粒にする転動造粒の概念イラスト
転動造粒機4台と試験機で、小ロットの造粒試験を相談できます。

転動造粒は、粉を転がしながら粒にする方法です

パン型の転動造粒では、傾斜して回転する皿の中で粉体を転がし、適量の水分などを与えて粒をつくります。原料と目標粒径に応じて、皿の傾斜角度や回転数などの運転条件を調整する方式です。

これは転動造粒の一般的な原理です。FT・Fへのご依頼では、原料の性質と、バインダー(粒を結び付ける結合材)の使用条件を確認します。水分や添加物に制約がある場合は、試験前にお知らせください。

原理の参考:UBEマシナリー「パン型造粒機」。同社製品の仕様や処理能力をFT・Fの設備仕様として示すものではありません。

原料量はどれくらい必要か

サイズによりますが、5kg程度から試験できます。微粒(20〜30μm)を狙う場合は、原料が10kg程度必要なことがあります。試験に使う原料量は、目標とする粒の大きさとあわせて確認します。

粉体を造粒して丸い粒にする工程のイラスト
粉体から粒をつくるイメージ。原料と目標粒径に応じて条件を調整します。

何のために造粒するかを、試験の出発点にします

造粒は、単に粉を大きな粒にするだけの加工ではありません。一般的には、粉立ちを抑える、流れやすくして計量・充填しやすくする、複数成分の偏析(成分の偏り)を抑える、といった目的で使われます。どの課題を解決したいかによって、目指す粒の性質が変わります。

たとえば「袋から投入するときの粉立ちを減らしたい」と「一定量ずつ供給したい」では、確認したい点が異なります。希望する粒径とあわせて、現在の扱い方、困っている工程、造粒後の使い方をお伝えください。

目的の参考:フロイント産業「造粒と乾燥」。ここでは一般的な造粒の目的を紹介しており、個別原料での効果を保証するものではありません。

少量の試験で、原料と要求条件を照らし合わせます

FT・Fは、小ロットや難しい造粒品に対応してきました。ただし、5kg程度という試験量は、すべての原料・粒径に共通する最低量ではありません。目標粒径によって必要量が変わるため、サンプルを送る前にご相談ください。

試験で何を確認したいかも、先に整理しておくと検討が進めやすくなります。「まず粒になるかを見たい」「希望する大きさを確認したい」「実際の投入・散布工程で試したい」など、今回の試作の目的を共有してください。量産量や継続発注のご希望がある場合は、試験条件とは分けて伺います。

どのくらいの粒径まで対応できるか

約40mmまでの粒を製造できます。希望する大きさだけでなく、造粒精度、機能、用途を伺い、必要な加工範囲を確認します。

細かい粒と大きな粒のサイズ差を示すイラスト
20〜30μm程度から約40mmまでの対応例。大きさは実寸比例ではありません。

粒径だけでなく、用途に必要な品質を決めます

同じ呼び径の粒でも、大きさのばらつき、形、扱ったときの崩れ方によって、使いやすさは変わります。「何mmの粒がほしい」だけでなく、許容できる範囲や、細かい粉・大きすぎる粒をどの程度許容するかを、要求条件として整理してください。

輸送や投入で崩れてほしくない用途なら粒の強度が、使用時に崩したい用途なら崩壊性が検討点になります。乾燥後に使うのか、その後に焼成するのかといった後工程も重要です。必要な品質と、その確認方法を分けて相談しましょう。

これらは品質条件を整理するための観点です。FT・Fで対応する試験・測定の内容、保証可能な精度や強度は、案件ごとに確認します。

品質・方式選定の参考:日本粉体工業技術協会「造粒分科会」。要求される造粒品特性に応じた方式選定や、バインダー液と粉体の相性を検討する考え方を参考にしています。

対応可否の確認が必要な条件

バインダーの有無、造粒精度、大きさ、機能、用途、乾燥まで含むかを伺います。原料とご希望の条件を確認して対応可否を判断します。調合済みの原料を持ち込む場合も、成分や使用できる添加物の条件をお知らせください。

湿式造粒では、粉体と結合液の濡れやすさや溶けやすさなどの相性が重要です。水分を加えられない、添加物を使えない、乾燥時の温度に制限がある、といった条件があれば、加工方法を検討する前提として共有してください。これらを一律の非対応条件とするものではなく、対応可否を確認するための情報です。

原料サンプルと希望条件を照合するイラスト
粒径・品質、添加物・水分、用途・後工程などを確認します。

ご相談時に分かる範囲でお知らせください

原料名・主な成分/粉体の粒径や水分の状態/目標粒径と許容範囲/バインダーの有無と使用可能な添加物/造粒後の用途と後工程/乾燥の要否/用意できる試験原料量/試作・継続加工の希望をお知らせください。成分情報を開示する前にNDAが必要な場合は、その旨を先にお伝えください。

すべての仕様が決まっていなくても、分かっている条件と未決定の項目を分けてお寄せください。「目的は決まっているが粒径は未定」という場合は、使う工程や現在の課題から相談できます。

ご相談から加工まで

原料とご希望の条件を伺って進めます。守秘やサンプルの取り扱いも、相談初期に確認できます。

STEP
ご相談・守秘の確認

相談初期からNDAを締結できます。サンプルの取り扱いを事前に取り決めます。

STEP
原料と要求条件の確認

バインダーの有無、精度、大きさ、機能、用途を伺います。調合済み原料の持ち込みについてもご相談ください。

STEP
試験・加工範囲のご相談

試験に必要な原料量と、乾燥を含めてどこまで加工するかを確認します。

造粒の受託についてよくある質問

5kgあれば、どの造粒試験でもできますか?

サイズによっては5kg程度から試験できますが、共通の最低量ではありません。微粒(20〜30μm)を狙う場合は10kg程度必要なことがあります。原料を送る前に、目標粒径と用意できる量をお知らせください。

希望する粒径がまだ決まっていなくても相談できますか?

造粒後の用途、使用する工程、現在困っていることをお知らせください。粒径だけでなく、粒のばらつきや崩れ方など、必要な条件を整理するところからご相談ください。

バインダーを使わない造粒もできますか?

原料の性質と要求品質を確認して、対応可否を判断します。バインダーが使えない場合や、水分・添加物に制限がある場合は事前に共有してください。無添加での造粒を一律に保証するものではありません。

調合済みの原料を持ち込めますか?

可能です。原料の成分、バインダーの有無、希望する粒径・用途をお知らせください。乾燥まで必要かもあわせて確認します。

相談前に秘密保持契約を結べますか?

相談初期からNDAを締結できます。原料情報の開示やサンプルの発送前にご相談ください。サンプルの取り扱いも事前に取り決めます。

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