粉砕の受託加工|原料・粒度に合った加工先を選定

FT・Fは粉砕を得意とするパートナーの強みを把握し、原料と要求品質に合った先を選定・手配します。

どの材料の粉砕を相談できるか

鉱物・セラミックスの粉砕に対応しています。アルミナ99%クラスの硬い材料や、黒鉛などの黒ものもご相談ください。他社で断られた案件や、対応が難しいと言われた案件を形にしてきました。

塊、砂利、粉の粒度の違いを示すイラスト
塊・砂利・粉の状態に応じて、必要な粉砕工程を検討します。

材料名に加えて、投入する原料の状態を確認します

同じ材質でも、塊・粒・粉のどの状態で持ち込むかによって、検討する加工工程は変わります。原料の硬さ、付着しやすさ、水分、現在の粒径、希望する処理量を整理すると、加工先を選ぶための情報になります。

FT・Fへのご相談では、原料名と目標粒度だけでなく、現在の状態や後工程もお知らせください。焼成後の硬い塊を細かくしたいのか、粉末をさらに微細化したいのか、凝集した粉をほぐしたいのかを分けて共有すると、必要な加工を検討しやすくなります。

参考:中工精機「粉砕仕事指数について」。一般的な技術・選定の考え方を参照しており、同社製品の仕様をFT・Fの対応能力として示すものではありません。

どの粒度まで対応できるか

対応する粒度はシングルミクロン〜数ミリです。原料と要求品質を確認し、ご希望の粒度に合う粉砕先を選んで手配します。

粗い粒と細かな粉末を対比したイラスト
数ミリからシングルミクロンまでの粒度差のイメージ。実寸比例ではありません。

「何μm」は、どの粒径を指すかも重要です

粉砕後の粉体には大きさの分布があります。一般にD50は、小さい側からの累積割合が50%となる粒径(中央値)、D90は90%となる粒径です。D50が同じでも、大きい粒子が残る側の分布まで同じとは限りません。

仕様を伝えるときは、D50・D90などの代表径、許容範囲、粗い粒子の残り方を区別してください。「平均粒径」とD50も、常に同じ値になるわけではありません。現在お使いの仕様書や粒度分布のデータがあれば、条件を揃えて検討する手掛かりになります。

参考:HORIBA「粒度分布とは?」。一般的な技術・選定の考え方を参照しており、同社製品の仕様をFT・Fの対応能力として示すものではありません。

測定方法と、割合を数える基準を揃えます

粒度分布は、個数・体積・重量など、何を基準に割合を数えるかで見え方が変わります。レーザー回折法、ふるい法、画像解析法などの測定方法も、比較時に確認したい情報です。粒径の値だけを並べず、測定方法と基準をあわせて共有してください。

FT・Fで手配できる測定・評価の内容や、保証可能な粒度は案件ごとに確認します。ここでの説明は仕様を整理するためのもので、特定の分析設備や評価体制を備えているという主張ではありません。

参考:HORIBA「粒子径基準」。一般的な技術・選定の考え方を参照しており、同社製品の仕様をFT・Fの対応能力として示すものではありません。

どのように粉砕先を選ぶか

粉砕を得意とする10社以上のパートナーの強みを把握しています。対応材質、粒度、乾式・湿式などの方式、前処理の要否を照合し、原料と要求品質に合った先を選定します。

原料に合う粉砕機と加工先を選ぶイラスト
原料・目標粒度・方式・前処理を確認し、10社以上のパートナーから選定します。

乾式・湿式は、目標粒度と後工程から検討します

乾式は粉末の状態で、湿式は液体中で粉砕する方式です。湿式は凝集を抑えながら微細化する選択肢になりますが、水や溶媒を使えるか、最終的に粉末として必要なのか、液中のまま使うのかも検討条件です。細かくしたいという理由だけで方式を決めず、原料と用途を照合します。

たとえば後工程で液中分散物を使う場合と、乾いた粉末を投入する場合では、粉砕後に必要な処理が異なります。乾燥や前処理も含めたご希望をお知らせください。対応する液体・乾燥方法・加工範囲は個別に確認します。

粉末の乾式粉砕と液中の湿式粉砕を対比したイラスト
左が乾式の粉末、右が湿式の液中加工のイメージです。
加工状態の模式図です。使用する液体や設備は、原料と要求条件に応じて確認します。

参考:奈良機械製作所「粉砕機選びの総合ガイド」。一般的な技術・選定の考え方を参照しており、同社製品の仕様をFT・Fの対応能力として示すものではありません。

分級と異物混入の条件も、加工先選定の検討点です

分級は、粒子を大きさなどの違いによって分ける操作です。粉砕と分級を組み合わせ、粗い粒子を再粉砕する機構を持つ装置もあります。また、粉に触れる部品の材質や摩耗への対策は、コンタミネーション(異物混入)を検討する際の条件になります。

金属などの混入を避けたい場合は、許容できない成分と、必要な確認方法をお伝えください。「コンタミなし」という言葉だけでなく、何をどの程度管理したいかを共有して、パートナーの対応可否を確認します。特定の装置や金属混入ゼロを一律に保証するものではありません。

参考:ホソカワミクロン「ACMパルベライザ」。一般的な技術・選定の考え方を参照しており、同社製品の仕様をFT・Fの対応能力として示すものではありません。

ご相談時に確認する条件

原料名・主な成分/投入原料の大きさと状態/目標粒度と許容範囲/粒度の測定方法・基準/用意できる原料量と希望処理量/乾式・湿式の希望/前処理・乾燥の要否/異物混入や温度の制約/造粒・焼成などの後工程を、分かる範囲でお知らせください。

他社で断られた場合は、分かる範囲でその理由も共有してください。材質、粒度、量、方式のどの条件が難しかったかを整理し、別の加工先を検討します。秘密保持が必要な情報は、NDAと開示範囲を確認してから共有できます。

ご相談から加工まで

原料とご希望の条件を伺って進めます。守秘やサンプルの取り扱いも、相談初期に確認できます。

STEP
ご相談・守秘の確認

相談初期からNDAを締結できます。サンプルの取り扱いを事前に取り決め、意図しない先へは提案しません。

STEP
原料と粉砕条件の確認

原料、要求品質、希望する粒度を伺い、方式と前処理の要否を確認します。

STEP
パートナーと加工範囲の選定

材質・粒度・方式ごとの強みをもとに、案件に合うパートナーを選んで手配します。

粉砕の受託についてよくある質問

少量の試作も相談できますか?

用意できる原料量と目標粒度をお知らせください。必要な試験量・最小ロットは材質や方式、パートナーによって確認します。造粒の試験量を粉砕の共通条件として扱うものではありません。

乾式と湿式のどちらを選べばよいですか?

原料、目標粒度、水や溶媒の使用可否、後工程から検討します。方式が未定の場合も、最終的に粉末と液中分散物のどちらが必要かをお知らせください。

D50だけを指定すればよいですか?

D50は粒度分布の中央値です。大きな粒子の残り方も重要な場合は、D90や許容範囲をあわせて整理してください。測定方法と基準も確認します。

金属の混入を避けたい材料も相談できますか?

混入を避けたい成分と許容範囲、必要な評価方法をお知らせください。接粉部材などの条件をパートナーへ確認します。混入ゼロを一律に保証するものではありません。

加工先の選定前にNDAを結べますか?

相談初期からNDAを締結できます。サンプルの取り扱いと情報の開示範囲を事前に確認し、意図しない先へは提案しません。

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