【使用用途】【種類別】セラミックボールの事を1から分かりやすく説明します。
このページにお越しいただいた方はセラミックボールにご興味がある方だと思います。
さて、それではセラミックボールとは一体どのようなボールの事かご存知でしょうか?
ここでは、セラミックボールの種類と主な使用用途を写真を交えて説明していきます。
私たちはセラミックボールを製造販売する会社です。
自社で一から開発することもありますし、海外から調達することもあります。
また、上場企業様を含め多彩な業界でセラミックボールの提案や共同開発を行っていますので一般的なセラミックボールメーカーより情報量が豊富です。
この記事をお読みいただければセラミックボールの種類につていの知識や、自分の目的に合ったセラミックボールの選び方が分かるようになります。
セラミックボールがどの業界にどの様に使用されているか調べたい方も続けてお読みください。
セラミックボールの種類や使用事例
セラミックボールと言ってもその種類は様々という事をご存知でしょうか?
自社の製品にセラミックボールを使用したいと思ったときに、『セラミックボール』と検索すると沢山の種類のボールが出てきて一体どのボールが目的のボールなのか困惑しませんでしたか?
なぜ、その様なことが起こるかというとセラミックボールとは広義の名前であって、実は材料ごとにその特性や使用用途、効能が違うからなんです。
それでは、ここからはセラミックボールについて具体的なことを説明していきます。
セラミックボールの種類
セラミックボール界の有名どころ!
と、言えば
シリカボール、ゼオライトボール、銀イオンボール
トルマリンボール、ラジウムボール、麦飯石ボール
遠赤外線ボール、アルミナボール
などではないでしょうか?
さらに、細かな配合のボールを
合わせると、その種類は数十種類以上とも言われています。
セラミックボールは実は、基本のボールに加えカスタマイズやサイズ調整、支給原料でのオーダーメードなどが可能です。
さらに細かなことになると焼成温度の設定やバインダー(つなぎ剤)の有無、原料配合%の指定などを行い自社独自の完全オーダー品を作成することも可能です。
このように独自に作られたセラミックボールはろ材や工業用の目に見えない部分に使用されることが多く、その名前すら知られない場合があります。
セラミックボールの見た目が同じでも、使用されている原料が分からないという事もしばしば。
まずは、セラミックボールは多くの種類の総称であるという事を知っておいてください。
使用用途
セラミックとは無機物を加熱処理し焼き固めた焼結体なので、単純にセラミックが球状になったものを一般的にセラミックボールと呼んでいます。
主な成分はシリカ、アルミナ、カルシウム、炭素、カリウム、マグネシウムなどで構成されます。
その使用方法はさまざまで、例えばボールミルという工業用の機械に使われていたり、ジェネレーターの中で熱交換用の部材として使われていたり、
アクアリウムの水槽や大規模な浄化槽で浄水用に使われていたり、お風呂用の健康グッズとして使われていたりと、さまざまなセラミックボールがあります。
中には、銀やプラチナをボールに担持させて抗菌効果や触媒効果を持たせたものもあります。
意外にセラミックボールは皆さんの身近で活躍しているなくてはならない製品なのです。
セラミックボールとは総称であって、使用目的や求める効果によって原料が異なり、さまざまな呼び方が存在します。
セラミックボールの用途から具体的なセラミックボールの使用例を
ご覧いただくことができます。
セラミックろ材の効果・機能のページに具体的な効果や効能、機能などに
関しての記載をしております。
国内製造品と海外製造品
このページをご覧いただいているということは、
セラミックボールの購入もしくは製造にご興味があると勝手に推測して説明していきます。
そんなにたくさん種類がある中であなたが探しているものが弊社で
ご用意することができるの?製造することができるの?
とご不安になってきていないでしょうか?
どうか、ご安心ください。あなたが必要とする
セラミックボールを調達することも製造することも可能です
重複する記載になっていまう部分もありますが、
私たちはセラミックス及びセラミックボールのプロです。
国内工場で製造したほうがお客様にとってメリットがあれば自社で製造し、海外、国内からの調達品のほうがメリットがあれば調達品をご提案するということも可能です。
現在は仕入れ価格の高騰や仕入れの不安定さなどから国内産に切り替える会社様も増えています。
セラミックボールのことなら弊社にお任せください!!
企業様向けに100㎏単位での販売を承っています。
納品形態もフレコン、25kg紙袋、20kg段ボール詰めなどに対応可能です。
ミネラル分溶出(シリカボール、ゼオライトボール、麦飯石ボールなど)、不純物除去、農業資材、蓄熱、水耕栽培など多岐に渡る用途に対応しております。また、支給原料でのOEM製造なども承ります。詳しくわセラミックボール製造ページをご覧ください。
なぜ、わざわざ球状にするのか?
なぜわざわざ球状に加工して使用するのか?鉱石などをそのまま使用したほうがコスパが良いのではないか?という疑問が湧いてきませんか?
そうなんです。
単純にコストの事だけを考えれば『ある程度の粒状に鉱石を粉砕して使えば良いじゃないか』と
実はボールにする利点がいくつかあるんです。
1、鉱石は天然物のため成分にブレがあるため、工業製品としてはスペックが安定しない。
2、粉を球状にすると散布時に飛び散らない
3、耐久性が向上する
4、原料をブレンドできる
上記利点を具体的に説明をしていきます。
1、鉱石は天然物のため成分にブレがあるため、工業製品としてはスペックが安定しない
天然も鉱石は主成分にどうしてもばらつきが出ます。掘り出した地層が数メートル違えば成分が全く値がってしまうなんて言うことも良くあります。
そのまま、使用するとAという時期に製造した製品はスペックより能力が向上して、Bという時期に製造した製品はスペックより能力が劣る、Cという時期に製造した製品はスペック通りという事になりかねません。
これでは、個人的に作って販売するレベルなら問題ないでしょうが、工業品として販売するには無理があると思いませんか?
2、粉を球状にすると散布時に飛び散らない
粉ものだと散布作業が必要なときに、風に製品が流されてしまい使用量が増加してしまうことを回避できます。
この時はセラミックボールというよりかは焼成しない造粒となりますが、造粒することで粒にして重さを付け加えることで製品が風で流されてしまったり、作業者が製品を吸引してしまうリスクを圧倒的に減らすことができます。
直接的な効能ではありませんが、人が吸引してしまうような場合は将来的に作業者さんの健康を守ることになりますし、粉を扱う作業所は人手があるまりにくく
3、耐久性が向上する
球体のメリットというかセラミックボールのメリットになります。
セラミックス化することで1,000℃以上の温度をかけて焼結しますので、通常の鉱石のまま使用するより耐摩耗性が向上します。
特に原料の摩耗により発生する粉などが少ない方が良い場合に適しています。
その他にも、ある程度の水圧などの圧力が発生する場所でろ材同士がぶつかり合う衝撃でろ材が割れて流れ出すというようなリスクも防ぐ事が可能です。
※耐摩耗性は原料や焼結温度によりますので、事前の検証が必要です。
4、原料をブレンドできる
例えば、使用している鉱石など知られたくない場合はセラミックボールに加工することで、どんな材料が使用されているか分からなくすることが可能です。
通常の蛍光エックス線分析などでは混合されている原料を分析しても、原料中に含まれるガラス分、カルシム分、アルミナ分というように成分しか分かりません。
つなぎ分に粘土を使用すれば、その年度の成分も上記の成分として一緒に検出されますので原料が特定される要素は限りなくゼロに近づきます。
使用している元原料が漏れない限りライバル会社や模倣してくる会社があなたの会社の製品と同じものを製造することはできなくなります。
世界で戦っていく製品を作るときには常に模倣のリスクが潜みますので、あえてセラミックボールに加工してしまうという意義は大きいです。
セラミックボールはどんな使われ方をするのか?
ここからは具体的にどんな用途でセラミックボールが使用されているのかを説明していきます。
使い方次第で、下記の用途以外でも使用ができますが主に使われている用途になりますので参考にして頂けたらと思います。
セラミックボールの中にはアルミナボールの様に用途に合わせてスペックが定まっているものもあります。より、詳しく知りたい方はお問い合わせフォームよりご連絡ください。いつでもウェルカムです。
大枠は4つのカテゴリー
もう少し詳しく知りたいと思われている方のために話を戻します。
セラミックボールはその用途別に大きく4つのカテゴリーに
分類することができます。
①工業用(粉砕、研磨、熱交換、不純物の吸着材など)
②水処理(鉛、カドニウム、塩素、フッ素、水銀など吸着除去)
③特定用途(独自配合、指定の効能など)
④健康関連(遠赤、除菌、ミネラル溶出、など)
この4つのカテゴリーのどこにあなたが探しているボールは当てはまりますか?
4つの内のどこで使いたいのかが明確になっているだけで使用する材料は大まかに決まってきます。又は、すでに使用する原料が決まっている場合もあるでしょう。
あと半分はあなたがどの様な効果、効能、もしくはサイズを求めているかです。
例えばシリカボールを製造したい場合にまずは、どこの業界に向けた商品かで使用するシリカ原料も変わってきます。
既存のボールを安く安定的に調達したい。
既存の仕入れ先が無くなってしまい、同じボールを再現して欲しい。など
それではここからは、
各カテゴリーとその特徴をご説明していきたいと思います。
工業用セラミックボール
用途:粉砕、研磨、熱交換、溶炉など(効能:高耐久、高耐熱、コンタミNG)
耐久性の高いアルミナ、シリカ、ジルコニアなどが良く使われています。 ジルコニアボールは強度も最高ですが、価格も最高だったりします。
ジルコニアボールは超微粉砕や食品、医薬品などコンタミを嫌う粉砕に使用されることが多いです。
また、精油する際などにはゼオライトボールやペレット状の触媒を使用していたりもします。
最近では、シリカを使用したシリカボールも工業用として注目されていますので、弊社では多彩な製造方法のシリカボールのご提案をしております。
オーダーメード品以外は工業用品は調達品になります。例えばアルミナ94%のボールといっても製造方法(造粒、プレス、熱処理など)とメーカーにより価格に違いがありますので詳細はお問合せ下さいませ。
湿式粉砕用、乾式粉砕用などそれぞにグレードやサイスをそろえておりますのでオーバースペックにならないような適切なご提案をいたします。
水処理セラミックボール
用途:水道、汚染水、工業排水(効能:臭い除去、還元、不純物吸着など)
私たちの得意分野です。
配合は依頼いただいた企業様の指定が多いジャンルです。弊社でも独自の効能を持ったボール原料のご提案を行いながら製品化を進めます。
油との親和性を高めるためのボール、逆に油との切れを良くするボール、水の構造を変化させるボールなど今まで、依頼主様と共に独自のボールを製造してきたノウハウがあります。
基本的にはオーダーメイドで製造することが多いですが、既製品のご提案なども行います。
セラミックボールの場合、薬剤の様に目に見えて効果が出るという場合は少ないですので試験などによって能力を確認していく必要があるため、打ち合わせ~開発まで時間を必要とする場合が多い。
指定用途セラミックボール
用途:指定用途(効能:特定の指定用途)
特定の物質の吸着や溶出、その他セラミックボールを利用して可能なあらゆるオーダーメード製品。
高濃度酸素を製造する時に窒素吸着ような製品や、海外でシャワーなどを使用した時に髪の毛がゴワゴワする原因のカルシウム分を減らしたりする用途など試作開発から製造したセラミックボールです。
基本的な流れは相談、打ち合わせ、試作製造、分析、評価、採用検討というようにとても長い時間をかけて行います。
全く新しい用途の開発や製品を開発する時など。
健康関連セラミックボール
用途:お風呂、飲料水、健康グッズ(効能:遠赤、抗菌、ミネラル溶出など)
インターネットで販売されている多くの商品はこの分類のものではないでしょうか?
遠赤で体を温めたりする効果があるものが有名ですね。
その他にも、銀イオンの除菌効果で抗菌や除菌を行う、水中でミネラルを溶出することにより機能性の水を作る、健康グッズとして販売できるようなボールの造粒も可能です。
また、塩素を除去できるようなボールや飲料水の還元電位を高めるような鉱石を配合したオリジナルのセラミックボール製造も可能です。
有償試験ロット:数キロ以上
発注最小ロット:100㎏
※ロットに関しては相談可能です。
そもそもセラミックとは?
セラミックスまたはセラミック(英語: ceramic)とは、
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
狭義には陶磁器を指すが、広義では窯業製品の総称として用いられ、
無機物を加熱処理し焼き固めた焼結体を指す[1]。
セラミックボールのプロにお任せください!!
- 現在使用しているものの種類が分からないが同じものを用意してもらえるか?
使用用途などをお伝えいただければ同等な製品をご用意することが可能です。
- 吸着能力を上げようとすると、強度が落ちてしまいますが何とかできますか?
お任せください。能力と強度のバランスよい造粒が可能です。
- 今使用しているものが現在、入手不可だがスペックを変えたくないけど同じものを作ることはできる?
使用されていたボールが数個とある程度使用していた原料が分かれば、成分分析を行い同等なスペックのオリジナル製品を製造することも可能です。
- セラミックボールを使用した個人向け製品を作りたいですが、容器なども一緒に用意できますか?
可能です。プラスチック製の容器から、金属製の容器まで対応可能です。化粧箱に梱包した状態での納品も承ります。
依頼時の確認ポイント
ご不明な点や未確定な部分がある場合でも安心してご相談ください。お客様のご要望を伺いながら目的や用途に合う製品を製造いたします。
セラミック製品製造に関する弊社の強み
柔軟な対応力
お客様のご希望に合わせて柔軟に対応します。
気孔率を上げて製品を作りたい、指定物質を吸着除去したいなど使用用途に合わせてお客様の製品づくりを行います。
また量産に向けて、少量からの製品づくりをサポートします。
多種多様な業界知識
当社では新規開発、共同研究を承ります。
お客様の構想を弊社の技術と知識で形にするお手伝いを積極的に行っております。
セラミックボールの用途から具体的なセラミックボールの使用例を
ご覧いただくことができます。
各種造粒方法とノウハウ
Φ数十ミクロン~Φ50㎜程度までご希望に合わせて造粒し、表面状態、気孔率や圧縮強度などコントロールすることで規格を満たす製品づくりを行います。
また原料を扱いながら培った知識で、原料の特性などを熟知しておりますので幅広い知識でお客様の製品づくりをサポートします。
セラミックろ材の効果・機能のページに具体的な効果や効能、機能などに
関しての記載をしております。
セラミックボール製造工程概要
使用する原料を微粉砕します。
その後、お客様指定(お任せ配合も可能)の調合比率によって原料の混錬を行います。
造粒するための核づくりを行います(お客様のご指定が無ければ製造費用を抑えるため既存の核を使用する方法もございます。)。
核を機械内に投入し、粉と水(バインダー)を吹きかけ指定粒径まで大きくします。
造粒した製品の水分を抜いていきます。
その後、通常品であれば1200℃前後(特殊用途1350℃)にて焼成を行いセラミック化させて完成です。
セラミックボールについて、詳しく知りたい方へ
シリカボール、セリウムボール、チタンボール、不純物除去、農業資材、蓄熱、水耕栽培など多岐に渡る用途に対応しております。また、支給原料でのOEM製造なども承ります。
セラミックボールのプロにお任せください!!
- 原料を供給するから加工だけしてもらえないか?
もちろん可能です。
- 現在使用しているものの種類が分からないが同じものを用意してもらえるか?
使用用途などをお伝えいただければ同等な製品をご用意することが可能です。
- 吸着能力を上げようとすると、強度が落ちてしまいますが何とかできますか?
お任せください。能力と強度のバランスよい造粒が可能です。
- 今使用しているものが現在、入手不可だがスペックを変えたくないけど同じものを作ることはできる?
使用されていたボールが数個とある程度使用していた原料が分かれば、成分分析を行い同等なスペックのオリジナル製品を製造することも可能です。
セラミックボールに関すお問い合わせはコチラから
Φ0.1㎜~造粒可能です。なるべく安価に製造したい。材料は支給するから加工だけお願いしたい。など様々なご要望に柔軟に対応します。